今回は、6月12日~7月1日にかけてご紹介した、岩手県の「金ヶ崎栗駒牧場」からのお便りです。 5月に事務所の横に植えた向日葵は、8月初旬から高くきれいに花が咲きました。事務所前に植えたデントコーンや里芋も、堆肥でグングンと育ち、特に里芋は、傘の代用もできそうな程の大きな葉っぱが生い茂りました。当初から芋煮会を計画しておりましたが、収穫するや否や、急な冷え込みと共に冬がやってきてしまい、残念ながら開催できませんでした。その代り、社員皆で持ち帰り、秋の恵みをおいしくご馳走になりました。 さて、以前にもお伝えしましたが、金ヶ崎栗駒牧場は、交配舎、分娩舎、離乳舎に分かれて豚の管理をしています。今回は以前お伝えできなかった「分娩舎」の細部のお仕事内容を、画像と共にご紹介します。 ●分割授乳 生まれたばかりの仔豚にしっかりと初乳を飲ませるため、大きい仔豚、すでにたくさん飲んだ仔豚を母豚から離します。 ●ボロ出し 豚の除糞作業です。母豚の体調を観察したり、病気を蔓延させないための大事な衛生管理です。 ●仔豚の処置 生後24時間前後に断尾、ヘソの尾切り、鉄剤注射、去勢、乳酸菌を飲ませます。小さい仔豚、虚弱仔豚等の去勢は大きくなってからします。 ●洗浄 離乳後、空いた分娩台を洗浄します。しっかり汚れを落として乾燥。消毒して乾燥したら、次の母豚を受け入れます。 皆さまの食卓に美味しい豚をお届けするために、日々このような管理を行っています。豚舎内での作業風景は、外部の方はなかなか見る事ができませんので、興味深いものですね。 |