去る4月3日~4日、日本を縦断した爆弾低気圧による暴風はすさまじいものがありました。被害が全国でみられましたが、皆様はごぶじでしたでしょうか? 当社は、秋田、山形、岩手にある農場全てに被害がありました。その中でも、最も大きな被害があったのが、実は秋田県羽後町にある五林坂牧場なんです。羽後町は暴風の日から丸2日停電が復旧せず麻痺状態となりましたが、不幸中の幸いで農場は電気が使えました。 右上の写真は、その牛舎に電気がともる様子…ではありません。実は屋根がないのです・・・。パーラー舎、フリーストール舎、育成牛舎、子牛のいる哺乳舎と、ほとんどの牛舎が屋根を飛ばされてしまいました。 しかし牛は強いです!屋根が吹き飛んで暴風雪が吹き注ぐ中でもつぶらな瞳で耐えていました。元々寒さに強いので、むしろ平然としていて、あわてて復旧に駆けつけた従業員も、牛たちに「まぁまぁ、おちついて」と言われた気がしたとか。 震災から1年、備えることの大切さが身についていたせいもあり、震災時よりも建物の被害は大きかったものの、各農場ともにスムーズに復旧作業が進んだように思います。みんなの息もぴったり合っていて、災害に負けないぞという意識が強く感じられました。 震災の教訓を活かし、万が一の時のために用意しておいた発電機たちと大きなブルーシートは早速大活躍することになりました。 自然災害には勝ち目はありませんが、防災意識で結果は大きく変わるという事を身にしみて感じています。皆様も、災害時対策をどうぞお忘れなく! |