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すがよ便り 2011.4.5



今回は、牛の競(せ)りの様子をご紹介します。
先月9日、由利家畜市場に行ってまいりました。育てた牛を売るためです!
競りの現場はまだ寒い季節だというのに熱気でムンムンでした。競りの前に、自分たちが育てた牛の毛並みを念入りに整えます。牛を最高の形でお披露目するわけですからね。
でも、牛もなぜ今ここにいるのかは察しています・・・育てた私たちにいつもと違う声で「モーモー」鳴いておりました。愛情たっぷりに育ててくれた親との別れの時ですからね・・・。
実際、一生懸命育てた牛を売りに出す事は、寂しい事です・・・。が、高値で買い取ってもらえると一生懸命育ててよかった・・・と複雑な心境になります。

競りの会場に入ると、電光掲示板に「品種、雄雌、値段」などが表示され、目にも止まらぬはやさで次々に入れ替わっていきます。競りに参加する人たちはボタンを持っていて、そのボタンを押して価格を競り合います。牛の競りは1頭1分くらいで終わってしまい、新しい買い主へと引き渡されていきます。あっという間なんですね。

秋田県の市場は毎月9日に行われます。来月は岩手の市場に行って短角牛を買ってくる予定です。牛を育てる人の気持ちが分かるからこそ、買った後の牛の世話にも身が入ります!

ちなみに今回行って来た由利家畜市場は、防疫面が徹底されていて入場の際、車全体の洗車などがありとても安心できました。